超弾性・形状記憶合金加工

 普通の金属材料は外からある一定以上の力を加えると曲げ、せん断などの金属変形を生じ元の状態に戻ることはありません。しかしある特殊な金属(合金)は、材料加工後に適切な温度で熱処理することで「形状記憶」「超弾性」と呼ばれる特性を作りだすことができます。「形状記憶」は加熱することで元の状態に戻る性質を持ち、「超弾性」は大きな外力を加えても変形しにくい性質を持ちます。このような特性を持つ合金は10種類近くありますが、形状回復力、耐久性、耐食性に優れたNi-Ti合金(ニッケルとチタンの合金)が数多く使われています。

 浜本テクニカルはメガネフレームにこの特性を取り入れるために数年前から大手金属メーカーと研究、開発してきました。メガネフレーム製造を一貫している強みを生かし、テンプル、ブリッジに採用、現在は当社オリジナルブランド「HAMAMOTO」としてフレーム部にも採用、製品化しています。


超弾性・形状記憶の特性

画像は超弾性の特性を分かりやすく表現するために実際に撮影したものですが、ある意図を持って、過度に変形させた時など、応力集中や金属疲労により破壊につながる恐れがありますので、このような使用方法をお薦めしているわけではありません。試される場合は無理のないようご注意下さい。


設備

伸線機(スウェージング)

メーカー 三輪機械, JAROC
型式 :MWS3000, MWS3000BF
台数 :15台

右図の機械は線材、パイプの任意形状加工の全自動機です。
外径を絞り、減少させる鍛造法ですので、強度と靱性に非常に優れています。

主軸ヘッド部です。
中に組み込まれた3個のダイスを、ハンマーで叩きながら回転することで外径を減少させます。CNCによってダイスのストロークが制御されますので任意形状に加工することが出来ます。


製品一例

当社オリジナルブランド「HAMAMOTO」です。

フロント、テンプルともに超弾性・形状記憶合金を使用した、今までにない画期的な商品です。快適でソフトなフィット感が顔全体を包み込み、長時間使用しても疲れにくい商品に仕上げました。